最近では歯が無くなってしまった選択肢の一つとしてインプラント治療という言葉を耳にする機会も多いと思います。
気になっているけど、どの位費用がかかるか分からないから心配…。
インプラントに興味はあるけれど、不安なままで治療するには心配があると思います。
インプラント治療をする前に知っておきたいお得な方法もあります。
そこで今回は、気になるインプラント治療に関する費用や種類についてまとめてみました。
インプラント費用の特徴
インプラントは保険が適応されるの?
・インプラントは基本的には、保険が適応されずに自費の治療になります。
・自費治療は歯科医院ごとに費用を設定する事が出来るので、その歯科医院によって価格が異なってきます。
インプラントの相場について
歯科医院によっても、また地域によっても相場が異なってきます。
インプラントセンター発表の平均金額は約32万5千円と言われているので、参考価格にする事が出来ます。
関東では他の地域に比べて少し高い傾向があり、約39万円と言われています。
2011年インプラント費用の徹底調査
参考:日本インプラントセンター
費用の詳細のポイント
ポイント1・何が含まれているか?
インプラント1本の価格と表示されていても、歯科医院によって含まれている金額が異なります。
・診断料
・インプラントの手術代
・インプラントの上に被せる人工歯
これらがすべて含まれている歯科医院もあれば、骨に埋め込むインプラント体だけの料金の事もあるので、カウンセリング時や治療計画を立てた段階で確認しておくと安心です。
ポイント2・消費税について
金額が高額になってくるので税込み表示なのか税抜き表示なのかも大切です。
治療計画の際に確認しておく事をお薦めします。
ポイント3・見積書以外の料金
歯科医院によっても異なってきますが、抜歯をした場合の費用やメインテナンス費用がかかってきます。
インプラントをした際には口腔内を清潔な状態に保つ為に自宅でのケアと歯科医院でのケアが大切なので、メインテナンスで定期的に通院してもらう必要があります。
お口の状態によっても異なってきますが、どの位の頻度でメインテナンスに通うか等も治療前に確認しておいた方が安心です。
支払いについて
1度に全額支払うの?
歯科医院によっても異なってきますが、自費の治療はクレジットカードを使用する事が出来る歯科医院が増えてきています。
また医療用ローンを使用する事が出来る場合もあり、分割で支払いをする事が出来るので、高額な治療費を1度に支払う事が難しい場合でも相談してみる事をお薦めします。
医療費控除について
知っておきたいのが、インプラントは医療費控除の対象になるということです。
医療費控除の対象は1年間に支払った医療費で、他の病院にかかった金額や、家族の医療費も合算する事が出来るので、あらかじめ領収書を取っておくと還付金の金額や控除額に関係してきます。
また歯科医院に通院したバスやタクシー等の交通費も含まれるので、領収書やメモ等をしておいてまとめておくと分かりやすいです。
医療費控除のポイント
・クレジットカード払いした分割の分に関しても医療費控除の対象になってきます。
・また医療用ローンも医療費控除の対象になってくるので、ローンの契約書のコピー等を準備しておくとスムーズに申告をする事が出来ます。
安価なインプラントについての注意点
注意点1・広く普及していないインプラントメーカー
インプラントは国内だけでも30種類以上流通していると言われています。
また海外等も含めるともっと多くなってきます。
安価なインプラントの場合、広く普及していないインプラントの可能性があります。
メーカーによって規格が異なってくるので取り外しする際の器具等も違ってきます。
同じ歯科医院にずっと通う事が出来れば良いのですが、転居等で通院が難しくなってしまった場合に、インプラントの中を確認する事が出来ない場合があり、メインテナンスをする事が出来なくなってしまいます。
インプラント治療をする際にはどのメーカーのインプラントか把握しておき、そのインプラントが多く流通しているかを確認しておくと安心です。
注意点2・保証期間
最近のインプラントは保証期間が設けられているものが多いです。
10年保証がある所が増えてきていますが、保証期間が3年程度の歯科医院は少し期間が短いので注意が必要です。
注意点3・CT撮影
インプラントをする際には事前に検査が必要です。
CT撮影をして、インプラントを埋め込む位置を検討してから埋め込むのが主流ですが、パノラマレントゲンのみの場合もあります。
事前の検査内容が簡単になっていて安くなっているケースもあります。
注意点4・インプラント体だけの金額
インプラント10万円と表示されていても、他に色々料金がかかってくるとトータルの金額で高くなってしまう事があります。
被せ物の人工歯が別の10万円かかってきたり、仮歯の料金が別だったり、検査等の項目がある場合もあります。
カウンセリングの際や治療計画を立てる際にインプラント体だけの金額なのか、そうでないのかしっかり把握しておく必要があります。
注意点5・人工歯の素材
インプラントの上に被せる被せ物の人工歯の素材も気を付けておく必要があります。
セラミックやジルコニアが主流ですが、プラスチックとセラミックを配合したハイブリットという素材の場合もあります。
プラスチックを配合しているので、長い期間経つと水分を含んでセラミックに比べ少し黄色く変色してしまう可能性があります。
上に被せる素材によっては、安価になる可能性があるので、事前に確認しておくと安心です。
注意点6・歯科医院の症例数
お口の中の状態や骨の状態は一人一人異なってきます。
インプラントの症例が多く、色々な経験をしている先生に任せるのと、ほとんどインプラントの症例が無い先生に任せるのでは安心感が違ってきます。
その歯科医院で多くインプラント治療を行っているかも判断材料になってきます。
まとめ
インプラント治療は歯が無くなってしまった際の選択肢の一つとして選ばれるようになってきました。
入れ歯より安定感もあり、しっかりと噛める事で生活の向上に繋がったり、メリットも多くあります。
事前にインプラントの費用についてしっかりと把握する事で医療費控除が受けられたり、思っていなかった出費がかさんでしまったという事が無く、安心してインプラント治療を受ける事が出来ます。
インプラントが気になっている際には、費用や種類等に注意して歯科医院でカウンセリングする事をお薦めします。
廣澤尚子
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